2008年03月13日

天才にして奇人 上田現は本日、天に昇る

この前の記事でお伝えしたが、元レピッシュの上田現さんが3月9日に亡くなられた。そのとき引用したミュージック・タブロイド河原田社長の言葉に「来たる3月13日午前11時より、千日谷会堂(JR信濃町駅 徒歩1分)に於いて仏式により告別式が執り行われます。本人の希望でもありますので、少しでも多くの方々にお見送りをしていただけたら幸いに存じます」とあった。

今日がその13日。

東京では、関係者以外に、駆けつけることの出来たファンも、上田さんを見送っていることだろう。なにぶん、おじさんは中国にいるし、いつも貧乏でピーピー言っているので、行きたくても行けない。なるべくたくさんの人に見送られて、上田さんが心おきなく天に昇っていくことを願うのみだ。

ちょっと感傷的になったおじさんが出来ることは少ないが、上田さんが作った曲を聴いて「何かを受け止める」ことぐらいは出来る。

上田さんが死去したニュース記事には、「『ワダツミの木』の作家」という紹介の仕方が多いが、考えて見れば『千の夜と千の昼』だって上田現の手になるものだ。

どっちも優れている良い曲だが、本日天に昇っていく上田さんの魂を想うと、『千の夜と千の昼』の内容が、なんだか相応しいような気がする。なので、YouTubeの動画を貼り付けてみる。



上田さん、素晴らしい曲をありがとう。
そしてさようなら。

posted by ビワおじさん at 12:46| 大連 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月12日

映画「赤壁 Red Cliff」の中村獅童は猛将「甘寧」

このブログの「赤壁」の記事にコメントを頂いた。実はおじさん、大学時代は中国古代史を専攻していたので、中国の歴史映画に関する話題には、ひそかに燃え上がっている。
コメントを下さった二十八轟様、ありがとうございます。

二十八轟様のコメントには、以下のようにあります。
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中村獅童さんが演じている「甘興」は恐らく甘寧のことで良いと思います。
甘寧のあざ名は「興覇」なので、当時は姓とあざ名で呼ぶ事があるようです。
≪Ex≫
趙雲⇒趙子竜
関羽⇒関雲長
諸葛亮⇒諸葛孔明など

本来なれば甘寧も「甘興覇」となるのでしょうが、
多分何かの理由で「甘興」となっているものではないでしょうか?
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そうなんです。

歴史的に中国の名前には、姓名の他に字(あざな)があります。普通、誰かの姓名をそのまま呼びつけてもいいのは父母か君主だけだったので、普段は誰が呼んでもいい名前として「字」を使っていたとのこと。(確か、陳舜臣さんの本で読んだ記憶が・・・)

余談ですが、この字の習慣、現代中国にも残っています。私的体験ですが、こちらで子供が生まれたときには病院に泊まり込みでした。そのときに知り合って何度も喋っていた新米親父仲間が「子供には字もつけた」と発言していたのです。
彼曰く、「当然、子供には姓名があるが、中国には字をつかう習慣があるので、俺は導入した。ちなみに『字』は、その人の『名』が持つ本質的な意味と同じでないといけない」と、これまた本で読んだ知識と同じ事を言っていたので、嬉しくなってしまいましたよ。

さて、話題を戻して。

甘寧(姓+名)→甘興覇(姓+字)→甘興(一時抜けた)

これが、中国人の「常識」であれば、おじさんは悩まなくて済むのです。
中国人である妻に訊いてみても、「甘寧?そんな人がいたっけね。でもやっぱ、三国志で一番聡明なのは諸葛亮でしょ。日本人ハーフの金城武が演じるのよね?」と、そっちにしか興味がありません。

仕方なく、ネットで探してみたら、こんな記事がありました。

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新浪網の娯楽情報より
http://ent.sina.com.cn/m/c/2007-08-08/12121668209.shtml

之前有媒体報道説日本影星中村獅童可能加盟《赤壁》,扮演東呉猛将甘寧。
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中国語を日本の漢字に置き換えながら引用するのは疲れるので、もう肝心の部分だけ、適当なビワ訳で届けます。

「以前にメディアが報道していた日本の映画スター中村獅童が「赤壁」に参加できる事になった。演じるのは東呉の猛将甘寧」

さっくり、中村獅童が演じるのが「甘寧」であると書いています。

まあこれで、映画の予告編にあった「甘興」=みんなが知っている「甘寧」という事だけは分かりました。でも、おじさんの疑問は、「甘興覇」をなぜ略すのか?これが解けません。

ネットで探してみても、難航しています。

本日、中国のネット掲示板で見つけたやり取りにも、以下のようなものがありました。

「日本の俳優が呉の将軍甘興を演じるが、何で外国人が出るんだ?」
「そりゃ、中国一国だけでは、これだけ予算をかけた映画の利益が回収できないからじゃん」
「日本人のお金も稼ぎたいという制作陣の思惑だよ」
「それより疑問なんだけど、『甘興』って誰よ?」
「甘寧だろ。彼の字は『興覇』だよ」

と、ここでも「甘興って?」→「字が興覇の甘寧」と疑問と結論が登場しているのです。このやり取り、実は「甘興」の正体を知るより、中国人の意識が全然統一されていないという実態を垣間見る意味でも面白かったのですが、さっき見てみたらなくなっています。残念。

ともあれ、コメントを下さった二十八轟様、中国ネット掲示板での発言と、日中共に「甘興=甘寧」で一致しており、新浪網という中国最大手のポータルサイトのニュースでは「中村獅童が演じるのは甘寧」と、すでに正式な解答も出ています。

が、ここでおじさんの興味は、もう別の所に移ってしまった。

なんで中国では「甘興」って省略するの〜?

posted by ビワおじさん at 22:45| 大連 🌁| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月07日

市民から愛されないマスコットキャラ〜奈良県

mixiでマイミクさんの日記を読んでいたら、何とも可哀想なニュースに出遭ってしまった。

もともとマイミクさんは、彦根市のマスコットキャラクター「ひこにゃん」の紹介していて、その流れで今回のニュースにもコメントしていたのだが。

とにかくビミョー
リンク先に問題のキャラ画像が載せられているので、そっちで見て下さい。
 ↓ ↓ ↓
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<平城遷都1300年祭>マスコットキャラに市民から批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080302-00000004-mai-soci

 奈良県で2010年に開かれる平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターに対し、「かわいくない」など批判的な声が相次ぎ、1日には市民が白紙撤回を求める活動を始めた。国宝・彦根城築城400年祭の「ひこにゃん」(滋賀県彦根市)、のじぎく兵庫国体の「はばタン」(兵庫県)の例など、キャラクターの人気が事業の盛り上がりを大きく左右しており、主催者も対応に苦慮しそうだ。


 1300年祭は世界遺産の平城宮跡(奈良市)を主会場に季節ごとのイベントを開く計画で、総事業費約100億円。キャラクターは、県などで作る平城遷都1300年記念事業協会(http://www.1300.jp/)の選定委員が、デザインの専門家12人の計21案から選んだ。シカの角を生やした童子のイメージで、東京芸術大大学院教授の彫刻家、籔内佐斗司(さとし)さんの作品。著作権は500万円で買い取った。

 先月12日に公表し、愛称を募集中。約2週間で2000件を超える応募があった半面、ホームページなどを通じて約200件の批判意見が寄せられた。「仏に角を生やすなんて侮辱だ」「一般公募で再検討を」などが多いという。

 奈良市のマジシャン、陽群(ひむら)誠さん(26)がインターネットで反対運動を呼び掛けると120人以上が賛同。1日には「1300年祭を救う会」を結成し、署名集めなどで撤回を求めていくことにした。

 協会の杉田憲英総務部長は「大切なのは事業で何をするか。現時点では変えるつもりはない」と話している。【花澤茂人】

 ▽フリープロデューサーの木村政雄さんの話 キャラクターはイベントへの第一印象を決めるもの。まず人目を引き、うけるものを作ることが大切。「ひこにゃん」や「はばタン」を見ても、今はやるものはシンプルなものだが、こんな写実的なデザインがなぜ選ばれたのか理解に苦しむ。県民の力で記念祭を盛り上げていくなら、県民の意見を広く聞くべきだった。

(Yahoo!ニュースより)
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大事なのでYahoo!ニュースの記事全文を引用させてもらったが、最後に「フリープロデューサーの木村政雄さんの話」と言うのがある。
この木村さん、いまでこそフリーの肩書きだが、元々はMANZAIブームを仕掛け、吉本興業の常務取締役にまでなった方。おじさん、最近は日本の新聞や雑誌を読める環境にないが、昔はよく新聞などに登場されていたのを思い出す。

いくら木村さんが有名で有能な方だからと言って、そのまま発言を鵜呑みにするわけではない。が、木村さんの仰ることは至極もっともだ。

奈良県にせよどこかの自治体・企業にせよ、何かのイベントや催し毎を行なう。そこには人を集めるための場所代・施設の設営代、さらにはそれに関わる人の人件費など、さまざまなお金が動くことになる。
あくまでも目的が、出来るだけたくさんの人を集めた上での、お金や周知などの「利益」を求めることであれば、見込み来場客に対するキャッチーさは必要だ。

個人的にこのキャラを見るなら、大仏様をイメージさせる「優しいお顔」を取り入れたことが敗因だ。木村さんは「写実的」と書いているが、「大仏の優しさ」を表現するために使用されている線が増えており、デザインからは遠のいている。

見てもらえば分かるが、そのお顔に鹿の角を付け足しすアイディア以前の段階のもので、とても消化されたデザインとは言えない。心ない者が見れば、なにがしか「気持ち悪い」「センスが良くない」みたいなコメントをすることを防ぎようがない。

おじさんは奈良県民ではないが、約200件の批判を出したという県民の方々の気持ちを、もっと大事にするべきではなかったかと思う。
「これが今度新しく出来た、ウチの県イベントのマスコットなんです」
と、彼らが楽しげに出来るものが、主催者側の考慮にはなかったのだろうか。

基本を考えれば、地方自治体がお金を使うことが出来るのは、そこに納税している住民あってこそだと思うのだが。その意識はどこまであるのでしょうか?

posted by ビワおじさん at 22:39| 大連 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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